2012年01月13日

【ジャンク派会議】 第2回議題 「あなたの大切なものは? その理由も教えてください」 (4日目) 東日本大地震の被災地の子ども達に絵本と画材を!『3.11こども文庫』

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(4日目)

お待たせしました!
ジャンク派会議 第2回 4日目のまとめです。

前回の第1回の議題の時には、発言者のみなさん全員が昨年の東日本大震災について触れ、
自分自身は何ができるかという問いかけからご発言してくださってました。

今回、具体的にその思いを行動に移し、各方面から大きく反響を呼んでる人に、
インタビューして参りました。

その人は、絵本作家で版画家の蟹江 杏(かにえ あんず)さんです。

蟹江さんは、版画・絵画の国内外での精力的な個展の開催、
また、舞台美術・衣装や、ポスター・広告の制作、
ゼロプロジェクト「LA・TATAN舎」でのライブペインティングを通じて
各地の子ども達に表現する楽しさを伝える活動といった、
多方面で積極的な独自の活動を展開しています。

その蟹江さんが代表として、今取り組んでいるのが、
文科省復興支援事業でもある「3.11こども文庫」というプロジェクトで、

これは、「東日本大地震の被災地の子ども達に絵本と画材を!」という運動です。

実は、蟹江さんとは古くからの友人でもあり、今回、共通の友人を通じて、
この取り組みに協力をしてもらえないかとのお話しをもらい、
ミーティングに参加させてもらってきました。

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ミーティングの様子

ミーティング終了後、代表者の蟹江さんと、中心メンバーの丸山 圭(まるやま けい)さんに、
お話しを聞かせてもらいました。


――― 蟹江さんが、そもそもこの運動を始めることになった
いきさつや思いから聞かせてもらえませんか?


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蟹江 杏さん

蟹江「はい。もともとこの度の震災が起こる以前から、
 相馬市の教育委員会の佐藤史生さんという方と家族ぐるみのお付き合いがあって、
 月に1度くらいのペースで相馬市を訪ねて、
 あちらの子ども達と絵を描くワークショップをやってたんです。

 それで、被災地となった相馬市や他の地域に自分は何ができるだろうかって考えて。
 避難所の子ども達のところへ画材をもって訪問し、
 一緒に絵を描くことで子ども達の心のそばにより添いたいと思ったんです」

――― そういうきっかけがあったんですね。

蟹江「それから、私の個展にいらしてくださっていた鈴木さんという方と、
 いろいろとお話しをして、自分が出来ることを具体的にしていったことから広がっていきました。
 今では鈴木さんがこのプロジェクトの事務局長を引き受けてくださることになりました」

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丸山 圭さん「風邪をひいてしまって、マスク姿のままですみません…」

丸山「みんな、この震災の後、何ができるだろうか?ってことを考えてたと思うんです。
 けど、それを形にするのが難しかった。
 それを、蟹江さんが動いて、形として見えてきた。
 それで、支援して下さる方が集まったんだと思います」

蟹江「実は、最初は、ほんの10通のメールからなんです。
 同級生とか知人とかに、「被災地の子ども達に絵本と画材を!」の呼びかけをしたら、
 もう1週間後には、携帯のメールがパンクしそうなくらい連絡が寄せられて大変なことになって、
 1ヶ月後には 4,000冊、3ヶ月後には 12,000冊の絵本が集まりました。
 私がパソコンがまったくダメなもので、どこでどういう広がり方をしたのか、
 まったくわからないのですが」

――― それは、すごい広がり方ですよね!
今では、いろいろな企業の方も協力やサポートをしてくれることになったり、
丸山さんの尽力で、文科省復興支援事業として話しを取り付けたり、
更には、NPO法人の認可を受ける為に進んでいますよね。


丸山「実は、僕が蟹江さんと知り合ったのは、昨年の10月のことなんです。
 相馬市の姉妹都市である千葉県流山市の取り組みから蟹江さんの運動に関わりを持ちました。
 僕は、もともと地域支援の仕事をしていて、自分の得意分野を活かして力になれないかと考えたんです」

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蟹江「こうして、いろいろな方がご支援してくださるのには、
 やはり子ども達の描いた絵の力が大きいと思います。
 それがあったからこそ、突き動かされたものがあったんだと思ってます」

――― なるほど。
こうして自分の大切な取り組みを見出した蟹江さんですが、
10年以上前の本人を知ってる僕からしたら、NPOやボランティアの運動を、
一生懸命に取り組んでるっていうのが、ちょっとビックリだったんですけど、
こうして、その思いとかいろいろとお話しを聞かせてもらって、とっても共感させられました。

ちょうど今、ジャンク派のなかで「あなたの大切なものは?」というテーマで、
いろんな人からお話しを聞かせてもらってるのですが、
蟹江さんにとって大切なものってなんですか?


蟹江「えっ… とっても個人的な思いでいいのでしょうか?
 だったら、今、すごく大切にしたいと思ってるのが、許すってことかな。

 もともと私は、感情的な人間ではあるんですけど、
 わりかし、こだわらないで早く許すことは得意な方だったんです。

 今回、思いがけず、こういうプロジェクトの中心的な立場になって、
 いろんな方の感情の受け皿になっていくことが自分には必要なことだってことを
 すごく実感しているんです。

 受け入れてあげること。そういう意味で、許すってことが大切なものかな」

――― ありがとうございます。丸山さんはどうでしょう?

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丸山「僕が大切にしたいものは、昔から、他人がつくるイメージや夢なんです。
 そういう思いで、ずっと仕事や活動に取り組んでいます。

 学生の頃、劇団をやってたことがあって、その時には自分の独自性や、
 強烈な個性のある表現を模索したこともあったんですが、やってみて、
 自分にはそういう表現っていう部分では全然ダメだなって早くに見切りを付けちゃったんです。

 以後、自分は裏方に徹しようと決めました。

 自分が関わることで、形になるような仕事や取り組みをしていこうということです。
 劇団の頃の制作の経験もそれには活きています」

――― みなさん、遅い時間まで、お話しを聞かせてくださってどうもありがとうございました。

ジャンク派としても、この「3.11こども文庫」の運動は、
今後も支援させていただくつもりです。

「3.11こども文庫」では、長期にわたって被災地の子どもたちの精神的ケアに、
アートを通じて取り組んでいきます。

被災地や避難所へは、引き続き、様々なサポート事業を展開していくとのことです。

ジャンク派の読者の方には、アーティストやクリエイターのみなさんも多く集まっておられます。
どうか力になっていただけることや、ご提案などあれば、どんどん寄せていただきたいです!

よろしくお願いします。

「あなたの大切なものは?」の投稿もまだまだお待ちしてますね!


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今回の議長 チェン・スウリー



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posted by ジャンク派 at 16:43 | Comment(0) | 【ジャンク派会議】
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