2012年01月27日

【ジャンク派会議】 第4回議題 「落ち込んだとき、どうする?」 (4日目) 名作映画に学ぶ

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名作映画に学ぶ

さて、ジャンク派会議 第4回 「落ち込んだら、どうする?」

今日は、実はインタビューをしてきました。

お話しを聞かせていただいたのは、保険の営業で日本一の記録を持つ凄い方です。

営業と言えば、ガッツがすべてのような職種ですが、
どのようにしてその高いモチベーションと前向きな気持ちを維持してきたのか…?
たいへんいいお話しが聞けました。

ご本人に原稿のチェックをしていただき次第、
アップさせていただきますので、どうぞお楽しみに!


それで、今日は、インタビュー記事の前に何を書こうかと思ったのですが、
やはり映画好きの僕としては、「落ち込んだとき」にふさわしい映画3本を取り上げて
紹介させていただきたいと思います。

すべてラストシーンの映像を集めました。

僕の趣味でみんな古い映画ばかりですが、
いずれも名作映画の定番ともいうべき作品です。


まず、筆頭にこの映画を挙げる方はきっと多いことでしょう。
これはもうたいへん有名な映画ですが、
『風と共に去りぬ』(1939 アメリカ)です。

なんと言っても、ヴィヴィアン・リー演じるヒロイン、スカーレットの
あまりの美しさに目を奪われがちですが、

そのスカーレットの生き様には、
「落ち込んだとき」に勇気を与えてくれるような凄まじさがあり、
圧倒させられるようなスケールのドラマもあります。

時はアメリカ南北戦争の頃、
スカーレットの故郷である南部のタラは、北軍に破れ、
かつて美しく豊かだったタラの地も、戦火で無残に荒れ果て、

大地主の娘として裕福に育ったスカーレットの生活も一変してしまいます。

貼り付けた動画は、前編のラストの場面。
※ この映画とても長いので、前編・後編に分けられています。


http://www.youtube.com/watch?v=gn26pEDEhyY

I'll never be hungry again!の台詞が印象的です。

「私は、神に誓う。もう決して飢えはしない!
 2度とこんなひもじい思いはしない!」

全身全霊のこの誓いの通り、
スカーレットは、持ち前の美貌と聡明さとバイタリティーで、
見事、強かにこの困難を乗り越えます。

けれども、後編のラスト、つまり最後の最後にまた、
スカーレットは、どかーんと大きな挫折を味わうことになります。

戦況から救ってくれたクラーク・ゲイブル演じるレット・バトラーこそ、
自分の最愛の人と気づいたときには、時すでに遅く、

「もう遅すぎたよ」との捨て台詞を残し、
まさに風と共に、彼はスカーレットの前から立ち去ってしまうのです。

この世の終わりとばかりに悲嘆にくれ泣きじゃくる彼女ですが、
この立ち直り方がまた凄い……

「タラに戻ってもう一度やり直そう!
 私にはタラがあるじゃないか! タラの土地こそ私の一番大切なもの!」

Tomorrow is another day!
「明日はまだまっさらなんだから!」

と、超ポジティブな言葉で自分を奮い立たせて終わるのです。

どんだけこの人はたくましい女なんやと、
ちょっとあっけにとられてしまうというのも率直なところですが、

そこらへんは、この映画の素晴らしい画面と、大げさに盛り上がる音楽と、
ヴィヴィアン・リーの迫真の演技とで突っ込む余地を与えないほどの完成度の高さ
に仕上がっています。

馬鹿にしてるのか、褒めてるのか、わからないような書きようですが、
これはもう揺るぎない名作だってこと、わかりきっていればこそです。

僕は、宝塚の舞台でも「風と共に去りぬ」は観てきましたが、
波乱万丈のドラマチックな展開と、華麗な主人公という2つの要素を持つこの物語は、
「ベルサイユのばら」と共に、宝塚の世界にはまさにピタッとはまった作品であるなぁと
とっても納得がいきましたね。

女性は特に、こういう力強いヒロインに憧れを持って観るのでしょうね。



そして、次に紹介するのが、
僕の18番、巨匠フェデリコ・フェリーニの作品です。

これは、以前、僕のブログでも書いたことがあるので、
重複してしまってたいへん恐縮なのですが、

やっぱり、「落ち込んだとき」にふさわしい
とても素晴らしい作品なのでここでも取り上げさせていただきます。

『カビリアの夜』(1957 イタリア)という映画です。

カビリアはお人好しの娼婦で、人を信じる度に騙されてひどい目にあわされます。

けれども、身も心もボロボロの彼女のすべてを受け止めてくれる男性が現れました。

その男性からのプロポーズを受け、この人こそは、間違いないと、
カビリアは家財を売り払い、これまで苦労して貯めたお金を全て持って、
彼の元へと向かうのです。

しかし、彼もまた、これまでの男同様、最初から騙すつもりで接してきた男でした。

崖から突き落とされそうになったカビリアは全財産を彼に差し出し、
「もう生きる希望がないからいっそ殺してくれ」と懇願するのですが、
男は、金を奪うと彼女の前から立ち去ってしまいます。

もう生きる気力もまったく見いだせない悲しみのどん底のカビリア。
動画は、その最後の場面です。


http://www.youtube.com/watch?v=u0rqhdx1154

最後に見せる彼女のかすかな笑顔。
僕は、いつもこのラストだけは涙が溢れてきて見続けることができなくなってしまいます。

人間って、こんなにひどい目にあっても、こんなにボロボロになった状況でも、
笑顔を見せることが出来るんだな…って、
その健気さになんともいたたまれなくなってしまうのです。

人間のたくましさ生命の輝きを讃えたフェリーニの、
魂を揺さぶられるような映画芸術です。



さぁ、映画芸術と言えば、この監督も欠かせません。
最後に紹介する作品は、

ロベール・ブレッソン監督の
『スリ』(1960 フランス)です。

いかにもフランス映画らしい虚無感が漂う作品ですが、

人生に何の目的も見いだせない主人公の男が、貧しさゆえにスリで金を稼ぐことを覚え、
元来器用な手先を持つためにメキメキとその腕前も上達し、
次第にスリをする興奮にはまっていってしまうというお話しです。

華麗なスリの早業は、芸術的ともいえる美しさがあり、
そこにはまた人の心をとらえて離さぬ恐ろしさがあります。

これがブレッソンの映画芸術なのです。
スリという「犯罪」を映像美で見せる独特の美学に心酔させられます。

彼女の嘆願もあり、男は何ども足を洗おうと試みます。

ところが、今度こそは堅気になろうと更生を誓った矢先に、
警察の罠にかかり刑務所に入れられてしまうのです。

とうとう人生も終わりだという時、

彼の心に温かなものを灯したのは、彼女の存在でした。

健気に彼を待ち続ける彼女の存在に気づいたとき、
男は、もう一度、やり直せるかもしれない、という気持ちになるのです。


http://www.youtube.com/watch?v=ddNKEOa1JFA

「君にあうために、どんなに廻り道をしてきたことか」
との心の声には身につまされるものがあります。


「映画っていうのは、愛を伝えているのだよ」っていう
淀川さんの声が聞こえてきそうです。

結局、僕らを失望の淵から立ち直らせ、希望の光を差し向けるのも愛なのかな……

愛に振り回される映画のなかの人の姿を観るたび僕らはいつも気づかされます。


「落ち込んだら、どうする?」

映画は人生の教科書。
きっといろんな教訓を学べるはずです。

みなさんのオススメ作品などもぜひ教えてくださいね!
    

   
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今回の議長 チェン・スウリー



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posted by ジャンク派 at 03:11 | Comment(0) | 【ジャンク派会議】
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